【銅(Cu)】
◆銅(Cu)とは
銅(Cu)は、体内、特に各種の臓器に存在し、酵素の成分になっている。 銅は骨髄でヘモグロビン(赤血球中の酸素の運搬色素)生成のとき鉄の利 用を円滑にし、腸管で鉄の吸収を促進している。また銅は、血液抗酸化剤 の一つで細胞膜を正常に維持し、ビタミンCの有効利用、コラーゲンの生 成にも関与している。
銅は、貧血を防ぐ、抗酸化作用(活性酸素除去)、老化を防ぐ、がん・動 脈硬化など生活習慣病の予防、免疫力を高めるなどの効果がある。
亜鉛(Zn)を過剰に摂取している人や、長期間ビタミンCを大量摂取し ている人、下痢をした人は銅を多く必要とする。
◆銅(Cu)の一日の所要量
成人男子:1.8mg 成人女子:1.6mg
※許容上限摂取量:9.0mg
◆銅(Cu)を多く含む食品
魚類(主にいかの薫製、するめ、塩辛、海老、たこ、しゃこ)、しじみ、レバー、 大豆、きなこ、ゆば、アーモンド、かぼちゃの種、くるみ、ごま、ひまわ りの種、煎茶、紅茶葉、カキ(牡蠣)、玄米
◆銅(Cu)が欠乏すると
銅が不足すると、貧血、白血球の免疫機能の低下、心臓障害、筋力低下、 発育不全、リウマチ、肌荒れなどの症状があらわれる。
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