【ナトリウム(Na)】
◆ナトリウム(Na)とは
ナトリウム(Na)は、塩分として良く知られ、塩化ナトリウム・重炭酸 ナトリウム・リン酸ナトリウムとして体液中に存在している。主にナトリ ウムは細胞の外液の浸透圧を一定に保つための調整作用、体液をアルカリ 性に保ち、筋肉・神経の興奮を弱める働きがある。さらにナトリウムは、 水分代謝、胃酸や他の分泌腺の活性化、暑さによる疲労や日射病の予防に も活躍している。
ナトリウムは、カルシウムなどのミネラルが血液中に溶けるのを助けする、 筋肉や神経が正常に働くのを助ける、日光に当たり過ぎての疲労を抑制、 タンパク質を血液に溶けやすくするなどの効果がある。
◆ナトリウム(Na)の一日の所要量
食塩として5〜8g程度。最高でも10g以下に抑えたい。
◆ナトリウム(Na)を多く含む食品
食塩、みそ、しょうゆ、調味料、加工食品、塩辛、佃煮、ハム、ソーセー ジ、蒲鉾、インスタントラーメン
◆ナトリウム(Na)を過剰にとると
ナトリウムは、食塩(塩化ナトリウム)を始めとして、調味料や加工食品 に必ずと言っていいほど含まれ、激しい運動による発汗などがない限り欠 乏することはほとんどなく、むしろ過剰摂取が現代人に増えている。
長期的にナトリウムの過剰摂取状態が続くと、血液中のナトリウムが増え、 浸透圧が高くなり、これを薄めようと細胞から水が血管内に浸透し、血液 量が増え、血圧が上がる。それによって高血圧、動脈硬化、脳卒中、腎臓 病、肥満など生活習慣病の原因になる。日頃から減塩を心掛けたい。
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